ハウスレース
TITLE: ハウスレース The House Race
ストーリー
小学生の僕が友達と遊んでいて屋根裏で見つけたそれは、車のハンドルのようだった。なんでこんな物がこんなところにあるんだろう?ヤスシ君は学校の理科室の棚の上にも似たハンドルが転がっていたと言う。へえ。僕はそこで思い出す。僕の部屋の窓のそばにあった謎の穴。あれって・・と思ってハンドルを持って行き、ハンドルの向こう側の棒をその穴に差し込むと、ぴったりだ!ハンドルを取り付けるソケットだったんだ!と発見に喜ぶのもつかの間、ドウン!と僕の家にエンジンがかかる。ドロロロロロロロロ・・。振動する家の中で、妹が自分の部屋のクッションの上に座る。それがアクセルとも知らずに。
ボオン!と僕の家が飛び出し、隠れていた足と車輪が地面を蹴って、僕たちの乗る僕たちの家は僕たちの街を直進する!ハンドルを切ると曲がるが、止まらない!ブレーキはどこだ!違うよヤスシ君、トイレのドアはワイパーだよ!
企画意図
人間が作るもので、建物以外は全部動きますね。おかしいですね。本当に家は動かないんでしょうか?動いたら面白いですね。それも走ったらより面白いですね。運転できたらずっと面白いですね。家が猛スピードで街中を駆け巡るとき、そこで起こる家族のドラマはどうなるんでしょう?ハンドルは僕、アクセルはパパ、ブレーキはお母さん、姉はウィンカーとクラクションで、弟は灰皿の確認だ!ってふうな適材適所の選別が始まりますね。
企画概要
原案
舞城王太郎
脚本
動力は魔法じゃないですが、ただの機械だからこそ動かす人が大事です。
監督
走るからって乗り物じゃなく、やっぱり家で、気持ちが沢山入ってます。
企画
リアルコーヒー・エンターテイメント
Categories and tags of the game : Comedy, Racing, Single Player